LINEMOは、ほかの大手キャリアの格安プランと比較して、オリジナルのミニプランがあるため利用を検討される方が多くいます。
ただし、実際に乗り換えてみるとソフトバンク回線を使用している関係上、つながりにくく乗り換えて失敗したと感じる場合もあります。
そこで、解約してさらに別のキャリアに乗り換えたい場合、短期間での解約となる関係上、違約金がかかることを懸念しがちです。
では、実際にLINEMOを解約したい場合、違約金がかかるのでしょうか。
本記事では、LINEMOを解約する際の注意点などを紹介します。
LINEMOは違約金はかかる?
キャリアと契約する場合、過去は違約金がかかるのが一般的でした。
違約金とは、各キャリアで設定された契約期間があり、契約期間を超えて更新月に解約しない限りは違約金が発生していました。
いわゆる2年縛りと呼ばれていた仕組みについて、日本政府からキャリアに対して、更なる通信コストの削減要求があったことなどにより、2021年10月より各キャリアで違約金が廃止されることになったのです。
LINEMOについても、契約期間という概念が存在せず、最低利用期間も設定されていないためいつ解約しても違約金が発生しません。
また、乗り換え時にはMNP転出手数料もかからないため、実質的に負担額なく解約してほかのキャリアに乗り換え可能です。
LINEMOはどうやって解約するの?3つの方法を解説!
LINEMOを解約する場合、その後の対応によって解約方法が若干異なります。
ここでは、以下のパターン別に解約する方法を紹介します。
自分がどのパターンに該当するのかを明確にして、適切な対応を図ってください。
解約のみの場合
LINEMOを解約して、その後ほかのキャリアにも乗り換えない場合の解約手順としては、LINEMOに解約を申請します。
LINEMOの専用ページにアクセスして、規約への同意をおこなった上でSoftBank IDを用いてログインします。
その後、本人確認おこなって解約手続きを完了させてください。
なお、乗り換えしないで解約する場合は、契約していた電話番号を放棄する形となります。
もし、同じ電話番号を取得することはできないため注意しましょう。
ワイモバイル・ソフトバンクへ転出する方法
通常、ほかのキャリアに移転する場合、ナンバーポータビリティ対応としてMNP予約番号の取得が必要です。
ただし、LINEMOと同じソフトバンク系列のワイモバイルやソフトバンクに転出する場合、MNP予約番号の取得は不要です。
ソフトバンクやワイモバイルのオンラインショップ、または店舗で転出手続きをおこなえば、容易に転出できます。
それ以外のキャリアに転出
ソフトバンクやワイモバイル以外のキャリアに転出する場合でも、以下の事業者に転出する場合は同様にワンストップ制度によりMNP予約番号の発行は不要です。
- 株式会社NTTドコモ
- KDDI株式会社/沖縄セルラー電話株式会社
- 楽天モバイル株式会社
- 日本通信株式会社
上記にも該当しない場合、はじめにMNP予約番号の発行を受ける必要があります。
LINEMOのMy Menuにて、MNP予約番号の発行が可能です。
MNP予約番号の有効期間については、発行当日を含めた15日間となっており、有効期限が切れた場合はMNP予約番号は再発行が必要ですので注意してください。
MNP予約番号を入手したら、移転先の携帯電話会社でMNP予約番号を提示してください。
そして、契約が完了したら特別にLINEMOの解約手続きは不要で転出が完了します。
LINEMOを解約するときの4つの注意点
実際にLINEMOを解約するにあたって、注意すべきポイントがあります。
特に、以下4つのポイントに注意して、解約可否やタイミングを決定しなければなりません。
各注意点の詳細は、以下のとおりです。
最低利用期間に気を付ける
先に紹介したとおり、LINEMOでは最低利用期間が設定されていません。
例えば、LINEMOに加入したものの、使用するエリアでソフトバンク回線がつながりにくい場合などで、やっぱりほかのキャリアに乗り換えたい場合はすぐに解約して乗り換えたいものです。
そこで、最低利用期間が設定されているとすぐに乗り換えできませんが、LINEMOの場合は特に最低利用期間が設定されていないため自由に乗り換え可能です。
ただし、あまりに短期で乗り換える場合はキャンペーンの利用目的で利用していると判断されて、ソフトバンク内でブラックリスト入りするリスクがあります。
ソフトバンク内における短期解約の基準は明らかになっていませんが、LINEMOの契約より180日を経過しない間で解約すると、ブラックリスト入りする可能性が高いと言われています。
また、一部ブラックリストに入ると解除まで1年以上かかる場合が多いです。
ブラックリストという制度自体は、ユーザーには明らかになっていません。
さらに、支払い遅延などの金融事故に関する内容ではないため、例えLINEMOで短期利用とみなされてブラックリストに入っても、ドコモやauにリストが共有されるわけではありません。
ただし、LINEMOでブラックリストに入るとソフトバンクやワイモバイルの契約時に制限がかかるため注意してください。
解約するタイミングに気を付ける
LINEMOでは、基本料金を月額で支払う必要があります。
例えば、LINEMOからほかのキャリアに乗り換える場合、月初に解約した場合はその月分の基本料金を負担しなければなりません。
ほかのキャリアでは、日割り計算により使用した日数だけを負担すればよい場合がありますが、LINEMOでは月初であっても月末であっても同額負担が必要です。
よって、可能な限り月末にLINEMOを解約して解約した方がお得となります。
なお、マイメニューは解約後90日後まで利用できるため、その点も含めて解約するタイミングを見計らってください。
解約はオンラインのみ
LINEMOでは、基本的に実店舗を構えていません。
これにより、少しでもコストカットして安い料金で通信サービスを提供しているのです。
LINEMOの解約時も、すべてオンライン上で手続しなければなりません。
手続上でどのようにすればよいか悩む場合、実店舗があればサポートを受けながら手続できますが、LINEMOの場合はあくまでも自分自身で解約を進めなければなりません。
ただし、ワイモバイルやソフトバンクに乗り換える場合は、店舗や電話でも可能となります。
解約手続きには時間が決まっている
LINEMOでは、オンラインで解約手続きを進めなければなりません。
オンラインでの解約手続きは24時間受け付けているものの、20時以降に申し込んだ場合は翌日扱いとなります。
よって、申込日に確実に解約したい場合は、必ず20時を超えないように解約手続きしてください。
LINEMOの解約時によくある質問
ここでは、LINEMOの解約時によくある質問を紹介します。
LINEMOの解約に関する疑問点を確実に晴らして、失敗しないように注意してください。
まとめ
LINEMOを解約したい場合、特に契約期間の縛りなどはなく解約金もかかりません。
よって、好きなタイミングで解約できる点が魅力的です。
ただし、月額料金は日割り計算されないため、解約するタイミングをしっかりと見極めないと無駄に費用を負担しなければならなくなります。
今回紹介したポイントに注意して、無駄にならないように解約を進めてください。
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