最近では、コミュニケーションツールとして広く用いられているLINEの通話機能を使用して通話するのが一般的になっています。
LINE通話の場合、通信量はかかるものの、通話料がかからないため長電話したい方にもおすすめです。
ただし、LINE通話を使用していると音声が途切れたりタイムラグが発生したりするケースがあります。
では、LINE通話が途切れる原因はどこにあるのでしょうか。
この記事では、LINE通話途切れる原因や、聞こえないときの改善策などを紹介します。
喋ると途切れるのはなぜ?LINE通話の仕組みとは
通常、スマートフォンで通話する際には通話機能を使用します。
通話機能は、電話回線を使用して通話することになり、基本的に音声でデータをやり取りするのに最適な回線となります。
一方で、LINE通話の場合は電話回線ではなくインターネット回線を使用しているのです。
これにより、電話機能と違って通話料がかからず通信量の負担のみで利用可能です。
インターネット回線の場合、電話回線よりも混雑しやすいデメリットがあり、利用者が多ければ多いほど回線が混雑する傾向にあります。
もし、混雑した状況でLINE通話を利用すると、話している間に途切れたりタイムラグが発生したりするのです。
イメージとしては、インターネットを利用していて速度が遅く感じることがありますが、正しく通話でも同じように遅延などにより通話できなくなるケースがあります。
聞こえないと言われる!LINE通話が途切れる原因
LINE通話が通常の電話と違うという点が理解できたところで、LINE通話が途切れてしまう要因として主に以下のような点が挙げられます。
原因を正しく把握していれば、いざ途切れた際にも適切に対処できます。
では、LINE通話が途切れる主な原因について詳しく解説します。
インターネットの通信環境が悪い
インターネットの通信環境が悪い場合、LINE通話が途切れてしまいます。
これは、先に紹介したとおりLINE通話はインターネット回線を使用するため、通信環境が悪いと通話品質にも影響する形です。
自宅でWi-Fi接続している場合は、複数のデバイスを接続しているとトラフィックが発生して通信速度が低下してしまいます。
また、室内でWi-Fiが繋がりにくい場所にいると、接続したり途切れたりを連続してしまいがちです。
ほかにも、Wi-Fiで2.4G帯を利用していると、ほかの電子機器などと干渉して電波状況が悪くなる可能性も考えられます。
Wi-Fi以外では、単純に電波が悪い場所にいて繋がりにくくなることがあります。
さらに、通信環境の悪化として考えられるのが、データ容量を超過して速度制限されている場合です。
速度制限は、各キャリアによって速度が異なるものの、1Mbpsに制限されると通話に大きな影響を及ぼします。
スマホのストレージがいっぱい
一般的に、スマートフォンのアプリや各種データを格納する場所のことを、ストレージと呼びます。
PCにおけるHDDと同じイメージのストレージは、容量が逼迫するとスマートフォンの動作に悪影響を及ぼします。
これは、動作する上でストレージに適度な空き容量がないと、処理が適切に行えなくなり動作不良を引き起こす形です。
一般的に、操作が重いと感じる場合はストレージがいっぱいである可能性があります。
これは、インターネット接続にも影響を及ぼし、接続が途切れることがあるので要注意です。
さらに、LINEのアプリを適切に操作できなくなることで、通話が途切れるケースもあります。
iPhone・Android端末の電波状況が悪い
自分自身の通話環境が整っていても、通話する相手方の電波状況が悪いと通話が途切れてしまいます。
これは、iPhone、Android両方に発生する可能性があり、先に紹介したような原因で通信環境が悪い状態となっている可能性が高いです。
iPhone・Android端末の不具合
iPhone、Androidそれぞれの電波を受信する部分に、不具合を抱えている可能性も考えられます。
また、OSの不具合やアプリ自体の不具合によって、通話が途切れやすくなるケースも多いです。
ライン通話が途切れる・聞こえない場合の改善策
LINE通話が途切れたり、聞こえない場合は、以下のような改善を図ると良いでしょう。
各改善方法について、詳しく解説します。
Wi-Fiやモバイルデータ通信を切り替える
Wi-Fi接続している場合、一度オフにして再度接続し直すことで、接続が復活する可能性があります。
また、複数のWi-Fi接続先がある場合、空いている別のWi-Fiに接続してみてください。
ほかにも、完全にWi-Fi接続からモバイルデータ通信に切り替える、またその逆でモバイルデータ通信が不調な場合はWi-Fiに切り替えるのもおすすめです。
スマホのストレージに余裕をもたせる
スマートフォンのストレージに空きがない場合、不要なアプリを削除して余裕を持たせる対応も必要です。
各スマートフォンで、使用頻度の低いアプリを探せる機能があり、それを利用して使用する見込みがないアプリは削除してください。
また、以下のようなクリーナーアプリを利用すると、常にキャッシュなどの不要ファイルを削除できるので、ストレージに余裕を持たせることができます。
- Files by Google
- 全能ツールボックス
- Powerful Cleaner
- LINE アンチウイルス
- AVG クリーナー
さらに、写真や動画なども大きな容量となりがちなため、どうしても必要な写真などは別の場所に移行するなどの対応を図りましょう。
格安SIM→格安ブランドに切り替える
格安SIMを利用している場合、根本的に通信速度が遅い場合が考えられます。
これは、大手キャリアの回線を間借りしているため、接続の優先度が低くなってしまい遅い速度でしか利用できない場合が多いためです。
もし、格安SIMを利用していてLINE通話が途切れがちの場合、キャリアの格安ブランドに切り替えるのがおすすめです。
特におすすめしたいのがLINEMOであり、LINEがギガフリーで使用できるため容量を気にすることなく利用できます。

ミニプランと呼ばれる月3GBのプランが存在しますが、もし3GB使い切ったとしてもLINEをギガフリーで利用可能であり、速度制限の影響を受けません。
さらに、ソフトバンク回線をそのまま利用できるため、格安SIMのような通信速度の遅さを感じにくい点も魅力的です。
端末の不具合かLINEのテスト通話を試す
通信関係の改善を図っても、まだ通話が途切れる場合があります。
その場合、LINEのテスト通話を実施してスマートフォンの不具合かどうかを切り分けて考える必要があります。
テスト通話は、LINEバージョン7.5.0以降に実装された機能であり、マイクやスピーカーなどのオーディオデバイスの状態、及びLINE通話の通話品質を確認できる機能です。
具体的な方法は、LINE通話で「テスト通話」というアカウントに対し、10秒間おしゃべりします。
その後、自分の話した通話をそのまま聞くことができるため、相手がどのように聞こえているかの通話品質を確認できるのです。
テスト通話の結果、うまくしゃべれていない場合は、自分自身の端末などに何かしらの不具合を抱えていることになります。
まとめ
LINE通話は、別途通話料がかからずお得に電話できる便利な機能です。
ただし、通常の電話のように専用回線を使用していないため、通信環境に影響されがちです。
特に、インターネット接続が不安定な場合、途切れがちとなります。
今回紹介したポイントに注目して、もし途切れがちの場合は各種改善を図ってください。
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