子どもにスマートフォンを持たせたい理由として、子どもの安全を確保したいというケースが大半です。
ただし、単にスマートフォンを持たせたとしても安全性を担保できません。
そこで、子どもの安全を守ることができるアプリや機能を導入することが一般的です。
特に、イマドコサーチは非常に便利なサービスでありますが、より便利な機能があるのは事実です。
イマドコサーチではなく、他のフィルタリングアプリを利用したい場合、どのようなサービスを導入すればよいのでしょうか。
この記事では、イマドコサーチの代わりにオススメの無料で使えるフィルタリングアプリを紹介します。
イマドコサーチとはどんなサービス?
はじめに、イマドコサーチとはどのようなサービスなのかについて紹介します。
イマドコサーチとは、キッズケータイやスマートフォンなどのGPS機能を使用して、いつでも子どもの居場所を探せるサービスです。
子どもの見守りをしたい場合、イマドコサーチでより簡単に対応できる点が魅力的であり、具体的には以下のようなケースで役立ちます。
- 子どもが迷子になった時
- 寄り道が心配な学校の通学時
- 塾や習い事の行き帰りに位置を確認したい場合
イマドコサーチのより具体的な機能を説明すると、以下のような機能を利用可能です。
機能名 | 詳細 |
---|---|
いますぐ検索(今いる場所を探す) | 子どもの居場所をすぐに地図で確認できる |
移動みまもり検索(移動をみまもる) | 子どもの移動経路を一定時間確認し続けることができる |
スケジュール検索(定期的に居場所を探す) | 事前に設定した時刻に自動的に検索をおこなって居場所をメールで通知する |
くりかえし検索 | 「いますぐ検索」で居場所の検索に失敗した場合、自動で一定時間繰り返して検索。居場所が確認できたタイミングで居場所をメールにて通知する |
エリア監視 | スケジュール検索で子どもがエリアの外か中かをメールで通知する |
ちかくの事件情報 | 子どもの居場所に合わせて周辺の事件情報を確認できる |
検索履歴 | 過去の検索結果を最大100件(最長93日間)確認できる |
さらに、機種が限定されますが以下の機能も用意されています。
機能名 | 詳細 |
---|---|
ブザー検索・ワンタッチブザー検索 | 子どもが危険を感じた場合にブザーを鳴らすだけで居場所がメールで通知する |
ちょこっと通知検索 | 子どもが周囲に分からないに自分の居場所を親に送ることができる |
電池アラーム通知検索 | 電池の残量が少なくなると自動的に検索を実施し、居場所をメールで通知する |
電源OFF検索 | キッズケータイの電源が切られた場合、自動的に検索を実施して居場所をメールでお知らせする |
ちょい前かくにん | 子どもの少し前の居場所を検索せずに確認できる(キッズケータイ KY-41Cのみに対応) |
以上のような便利な機能が、月額使用料220円(税込)で利用可能です。なお、イマドコサーチは探す方が申し込む必要があります。
また、イマドコサーチでは探したい相手は5人まで登録可能となっています。
イマドコサーチのデメリット
イマドコサーチは便利なサービスである反面、デメリットも多く存在します。
主なデメリットとしては、以下のような点があります。
各デメリットについて、実際のユーザーからの口コミも合わせて紹介します。
常に気が休まらない
イマドコサーチは非常に便利な反面、使い方次第では気が休まらないというデメリットがあります。
イマドコサーチは最大5人まで登録できますが、無駄に登録してしまうと相手の気が休まる暇がないというデメリットがあるのです。
この口コミのように、メールが届く度に大騒ぎしてしまう可能性があります。
あまりに多く通知が来ると、今度は感性が低くなって本当に大きな事故に巻き込まれた場合などに初動が遅れる可能性があるので注意が必要です。
利用する人を限定するなどの対応を図れば、イマドコサーチを有効活用できますよ。
子どもがスマートフォンを持ち歩かないと意味がない
イマドコサーチを利用する為には、子どもがスマートフォンを持ち歩くことが大前提です。
子どもが嫌がって、スマートフォンを持ち歩かないとイマドコサーチを利用しても現在の居場所と違うため意味がありません。
以上の口コミのように、子どもだけでなく親の側がスマートフォンを忘れてしまう場合でも、イマドコサーチが無意味になってしまいます。
よって、利用する際には子どもが持ってくれやすい機種を選定することが重要となります。
タイムラグが生じる
イマドコサーチでは、リアルタイムで通知されるのではなく、若干のタイムラグが生じる場合があります。
以上のように、位置情報の更新が遅く実際の位置とずれている可能性があります。
ネット環境に依存している可能性も考えられますが、もう少し精度が高まるとより使いやすいサービスとなるでしょう。
イマドコサーチの解約方法
イマドコサーチを解約したい場合、以下のステップで解約できます。
イマドコサーチは、探す側が解約手続きする必要があります。
はじめに、スマートフォンなどからmy docomoにアクセスしてください。
もし、ログインしていない場合はIDとパスワードを入力してログインしましょう。
my docomoにログインしたら、画面を下にスクロールして「イマドコサーチ」をタップします。
イマドコサーチは、エンタメ・ライフサポートの項目となります。
「イマドコサーチ」をタップすると画面が開きますので、「お手続きをする」をタップしてください。
dアカウントへのログインが要求されるので、IDとパスワードを入力してログインしてください。
そして、表示されたガイダンスにに従って解約手続きを進めればイマドコサーチを解約できます。
イマドコサーチの代わりに無料で使えるフィルタリングアプリ
イマドコサーチの代役として使用できるフィルタリングアプリとして、以下のアプリが有名です。
フィルタリングアプリの特徴や、イマドコサーチとの違いについて解説します。
ファミリーリンク
ファミリーリンクとは、Googleが提供しているフィルタリングサービスです。
子どもの利用状況に応じて、最適な設定をすることができる機能が用意されています。
具体的には、アプリのインストールを制限したり、利用時間の管理や位置情報の管理なども簡単な設定で対応可能です。
Googleならではの使いやすいサービスとなっており、また信頼感も高いという点も評価されています。
さらに、親の側がスマートフォンを保有していないケースでも、オンラインで管理機能を設定できる点も魅力的です。
ファミリーリンクとイマドコサーチを比較した結果が、こちらとなります。
ファミリーリンク | イマドコサーチ | |
---|---|---|
対応OS | Android、iOS | Android、iOS |
キッズケータイ対応 | 不可 | 可能(探す側は不可) |
料金 | 無料 | 有料 |
ファミリーリンクの場合、便利な機能が無料で利用できる反面、キッズケータイに対応していない点には注意が必要です。
もっと詳しくファミリーリンクについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。
スクリーンタイム
スクリーンタイムとは、iPhoneやiPadで利用できる標準機能となります。
スクリーンタイムを利用することで、位置情報を表示する機能によって自分とファミリーメンバーのデバイスの使用状況を確認可能です。
利用状況を把握した上で、デバイスの使用時間を設定することができるため、子どものスマートフォンの使いすぎを防止できます。
ファミリーメンバーのデバイスでスクリーンタイムを設定することも可能であり、ファミリー共有を設定している場合は自分のデバイスでファミリー共有によって、ファミリーメンバーのスクリーンタイムを設定できる点も便利です。
スクリーンタイムでできることとして、主に以下4つがあります。
- アプリやWebサイトの使用状況の確認
- 通信/通話制限
- アプリの使用時間制限
- コンテンツとプライバシーの制限
スクリーンタイムとイマドコサーチを比較した結果が、こちらです。
スクリーンタイム | イマドコサーチ | |
---|---|---|
対応OS | iOS | Android、iOS |
キッズケータイ対応 | 不可(iPhoneのみで利用可能) | 可能(探す側は不可) |
料金 | 無料 | 有料 |
大きな違いとしては、スクリーンタイムはあくまでもAppleの標準機能であり、Androidでは利用できません。
ただし、Appleの純正機能であるため精度の高さや使い勝手の良さは特筆すべきものがあります。
無料のフィルタリングアプリを使うならキッズケータイからキッズスマホに
もし、イマドコサーチではなく無料のフィルタリングアプリを利用する場合、キッズケータイからキッズスマホへの乗り換えが必須です。
それは、キッズケータイではアプリが利用できないため、キッズスマホの利用が必要となるのです。
キッズスマホを利用するのであれば、あえて家族で大手キャリアを必要する必要もなくなります。
そこで、スマホ代が劇的に安くなる格安SIM・ブランドを利用するのがおすすめです。
ここでは、特におすすめしたい格安SIM・ブランドを紹介します。
ミニプランが最強と話題の「LINEMO」
LINEMOは、ソフトバンクが提供している格安プランとなります。
ほかの格安SIMと違って、回線自体はソフトバンクと同等レベルで利用できるため、繋がりやすく高速通信が可能です。
また、LINEMOが人気となっている理由としては、ほかの大手キャリアが提供している格安プランと違い、ミニプランが用意されている点です。
ミニプランとは、3GBで990円(税込)で利用できるプランであり、少しでも安い料金で利用したい方におすすめできます。
月3GBと聞くと物足りない印象があるかもしれませんが、LINEMOの場合はLINEの利用がギガフリーとなるため、LINEを中心に利用している子どもであれば問題なく利用できます。
子どもだけでなく、親の場合もミニプランがおすすめでき、もし容量が物足りない場合はスマホプランを利用することも可能です。
見守りに特化している「トーンモバイル」
トーンモバイルは、ほかの格安SIMとは一線を画するサービスです。
トーンモバイルの場合、なんと動画以外のネット利用やSNSの閲覧などが、無制限で利用でき料金も1,100円(税込)とお得です。
動画についても月間1GBまで無料で利用でき、当然Wi-Fiを利用すれば動画も無制限で視聴できます。
動画を視聴する機会が少ない子どもにとって、最適なプランと言えます。
また、ファミリーリンクが利用でき、さらに細かく見守りしたいならトーンファミリーという見守りサービスも利用可能です。
トーンファミリーは9都県市が推奨しているサービスであり、使い勝手の良さが魅力となっています。
トーンモバイルの場合、端末も購入できるためこれから端末を購入したいという方にもおすすめです。
まとめ
イマドコサーチは非常に便利なサービスとなっていますが、少なからずデメリットがあります。
もし、無料で見守りサービスを利用したい場合は、今回紹介したようなフィルタリングアプリの利用を検討する必要があります。
また、イマドコサーチにこだわらなければ大手キャリアではなく格安SIMに乗り換えるのもおすすめです。
今回紹介したサービスを中心に、フィルタリングアプリと格安SIMの組み合わせを検討してみてはいかがでしょうか?
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