携帯キャリアでは、子どもにとって安心して利用できる各種サービスを提供しています。
auでも、au安心ナビという便利なサービスを提供しており、親としてもぜひとも利用したいサービスとなっています。
ただし、実際にau安心ナビを利用している方の中で、解約したいと考えている人がいるのも事実です。
では、au安心ナビとはどのようなサービスで、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
この記事では、au安心ナビの解約方法や、代替えとなるフィルタリングアプリを紹介します。
auの安心ナビとは?何ができる?
auの安心ナビとは、GPS機能を使用して家族の居場所を簡単に探せたり、見守れたりする安心サービスのことです。
簡単な操作で、家族の居場所を確認することが可能です。
例えば、子どもと出かけて迷子になってしまった場合に、捜索する際に利用できる便利な機能となっています。
安心ナビでは、大きく以下7つの機能を利用可能です。
機能名 | 機能詳細 |
---|---|
いますぐサーチ | 子どもの居場所をスマートフォンで確認できるサービス。子どもの居場所を知りたい場合、いつでも地図や住所で位置を確認可能。 |
みまもりサーチ | 子どもの移動した経路を確認できるサービス。子どもが外出して心配な場合、今どのあたりにいるのか、無事目的地に着けたかを確認可能。 |
見つけてお知らせ | 子どもの居場所を自動で通知するサービス。子どもの携帯電話の電源が入っていない場合、電波の届かない場所にいる場合に、いますぐサーチで子どもの居場所がわからない場合に居場所が判明した時点でメールで居場所を通知する。 |
エリアでお知らせ | あらかじめ指定したエリアへ子どもが出入りした場合、メールで自動的に通知するサービス。塾や学校などへ子どもが無事着いたのか、危険な場所へ行っていないかなどの確認が可能。 |
タイマーでお知らせ | 設定した時間になると、子どもの居場所を自動で通知する機能。あらかじめ時間帯を設定すれば、その間子どもの居場所を親にメールで通知する。 |
電池残量でお知らせ | 電池が切れる直前、子どもがどこにいるかお知らせする機能。子どもの電池残量が一定基準を下回ったタイミングで、メールで通知される。また、子どもの居場所もお知らせしてくれる。 |
居場所お知らせメール | 自分から居場所を知らせたい場合、親へ通知する機能。待ち合わせするときや寄り道をする場合、道に迷ってしまった時などでも、子どもから親へ自分の居場所を連絡できる。 |
非常に便利な機能である安心ナビですが、有料サービスとなります。
気になる料金は、月額330円(税込)でauスマートパスやauスマートパスプレミアム会員の方は無料で利用可能です。
また、探される側となるスマートフォンをご利用の場合は、無料で利用できます。
要するに、親のスマートフォン側のみ有料となるため、一家で1契約でよい形となっています。
au安心ナビのデメリット
au安心ナビは非常に便利なサービスである反面、デメリットも少なからず存在します。
au安心ナビの主なデメリットは、以下の4点です。
各デメリットの詳細は、以下のとおりです。
親がauじゃないと使えない
安心ナビを使う上での大前提として、親もauの電話番号を使用している必要があります。
もし、他社のスマートフォンを使用している場合、安心ナビに登録できません。
また、注意したいのがauの系列サービスであるpovo2.0回線についても、安心ナビが利用できません。
あくまでもau回線に登録している必要があり、もし格安料金を適用したいと考えて他のキャリアに乗り換えた瞬間、利用できなくなるため注意が必要です。
安心ナビの料金自体は、月額330円(税込)とお得感がある一方で、比較的高めなauの料金で利用し続ける必要があります。
GPS(いますぐサーチ)の精度が悪い
安心ナビで最も便利な機能として、今すぐサーチがあります。
子どもが今どこにいるのかを把握するために便利な機能ですが、実際に使用するとGPSの精度が悪く現在地と若干ずれた位置に表示されるケースが散見されます。
また、同じ位置に居続けても移動しているように見えるなど、便利な反面使い勝手はよくありません。
ひどい場合は、数キロメートルの誤差が生じる場合があり、結果として役に立たない可能性があります。
通信障害になると使えなくなる
安心ナビは、常にGPSなどと通信しながらサービスを提供しています。
もし、通信障害が発生した場合に機能自体が使用できなくなる場合が多いです。
昨今、auでも大型な通信障害が発生することがあり、社会問題になっています。
通信障害になってしまうと、便利な機能が一切使用できなくなる点は大きなデメリットです。
また、大型災害時にも通信障害が発生する場合があり、安否確認としても利用できません。
子どもがGPSや電源をオフにすると使えない
安心ナビは、大前提として子どものスマートフォンの電源が入っていて、GPS通信できる状態で初めてメリットを受けられるサービスです。
もし、電源が入っていなかったりGPS通信できない場合、いますぐサーチなどの機能が利用できません。
このような場合、見つけてお知らせ機能によって電源が入っていない、電波が届かない場所にいることが通知されます。
ただし、これは通信が一時的でも繋がった時点での居場所が速報的にメールで通知される機能です。
よって、ずっと電源が切れっぱなしの状態では通知がなく居場所を把握することができません。
au安心ナビの解約方法
ここでは、au安心ナビの解約方法をステップ毎に紹介します。
はじめに、ブラウザやアプリなどで安心ナビのサービス画面にアクセスします。
そして、「ログイン」をクリックしてログイン情報を入力して、安心ナビにログインしてください。
au安心ナビにログインできたら、「サポート」→「会員退会」をクリックします。
そして、表示される注意事項などをよく確認した上で、「退会する」をクリックしてください。
なお、uスマートパスやauスマートパスプレミアムを利用している方は、安心ナビの会員としては上記操作で退会できますが、auスマートパスやauスマートパスプレミアムは退会していません。
また、支払い方法によってはau契約を解約したとしても、安心ナビが自動解約されないため、必ず上記退会処理をおこなってください。
au安心ナビの代わりに無料で使えるフィルタリングアプリ
au安心ナビ以外にも、実は多くのフィルタリングアプリが存在します。
その多くが、無料で提供されているものがあるため、お得に利用できる可能性が高いです。
特に、以下のアプリが人気となっています。
各アプリについて、詳しく見ていきましょう。
ファミリーリンク
ファミリーリンクとは、Googleが提供しているフィルタリングサービスです。
それぞれの子どもに対して、最適な設定をすることができる機能が用意されています。
非常に使いやすいツールであり、子どものデバイスの利用時間の把握や位置情報の共有、さらにはプライバシー設定の管理などをおこなえます。
Googleならではの使いやすいサービスとなっており、また信頼感も高いです。
スマートフォンを保有していない場合でも、オンラインで管理機能を設定できる点も魅力的です。
ファミリーリンクとau安心ナビを比較した結果が、こちらとなります。
ファミリーリンク | au安心ナビ | |
---|---|---|
対応OS | Android、iOS | Android |
キッズケータイ対応 | 不可 | 可能(探す側は不可) |
料金 | 無料 | 有料 |
以上のように、ファミリーリンクはAndroidだけでなくiOSで使用できる点も魅力的です。
もっと詳しいファミリーリンクの特徴は以下の記事で詳しく解説しています。

スクリーンタイム
スクリーンタイムは、iPhoneやiPadで利用できる機能です。
スクリーンタイムでは、位置情報を表示する機能があるため、自分とファミリーメンバーのデバイスの使用状況を確認可能です。
その上で、デバイスの使用時間を設定することができます。
ファミリーメンバーのデバイスでスクリーンタイムを設定することも可能で、ファミリー共有を設定している場合は自分のデバイスでファミリー共有を用いて、ファミリーメンバーのスクリーンタイムを設定できます。
スクリーンタイムでできることとして、主に以下4つがあります。
- アプリやWebサイトの使用状況の確認
- アプリの使用時間制限
- 通信/通話制限
- コンテンツとプライバシーの制限
スクリーンタイムとau安心ナビを比較した結果が、こちらです。
スクリーンタイム | au安心ナビ | |
---|---|---|
対応OS | iOS | Android |
キッズケータイ対応 | 不可(iPhoneのみで利用可能) | 可能(探す側は不可) |
料金 | 無料 | 有料 |
スクリーンタイムがiOS限定のサービスとなっていますが、Appleの純正機能であるため精度の高さや使い勝手の良さは魅力的です。
無料のフィルタリングアプリを使うならキッズケータイからキッズスマホに
もし、au安心ナビを使用せず無料のフィルタリングアプリを使用する場合、キッズケータイではなくキッズスマホに乗り換えるのが得策です。
これによって、au安心ナビのように家族で大手キャリアに契約する必要がなくなるため、スマートフォン代を大きく抑えることができます。
そこで、月々のスマートフォン代が劇的に安くなる、おすすめの格安SIMやブランドを紹介します。
安くて速いソフトバンクの格安ブランド「LINEMO」

LINEMOは、ソフトバンクが提供している格安ブランドです。
LINEMOの場合、ソフトバンク回線を利用できるため、高速かつ安定した通信を確保できます。
また、LINEMOの場合はミニプランと呼ばれる格安プランが用意されており、月3GBで月額990円(税込)で利用可能です。
3GBと聞くと若干心許ないイメージがあるかもしれませんが、LINEMOの場合はLINEを使用する際に消費する通信量はカウントされません。

よって、LINEを中心に使用する場合は、3GBでも十分用が足りるでしょう。
LINEMOの場合は端末の取り扱いはおこなっていませんが、対応機種が多いため中古iPhoneなどを購入して使用することもできます。
更に現在LINEMOのミニプランはキャンペーンが開催中となり、月額料金と同じ分のPayPayポイントが6ヶ月間還元されるため、実質半年間無料で使えるということになります。
LINEMOは初期費用や解約違約金などもかからないため、とりあえずお試ししてみて合わなかったら乗り換えるなんてこともできるので非常におすすめです。
ミニプランの詳しい詳細は下記の記事で解説しています。

動画以外インターネット使い放題「トーンモバイル」

トーンモバイルは、ドコモが提供する子どもやシニア向けの通信サービスです。
なんと、月額1,100円で動画以外使い放題のサービス内容となっています。

動画視聴の場合は1GBまでに限定されますが、小さな子どもの場合は動画を自ら見る機会が少ないことを考えれば、十分すぎるプラン内容です。
また、トーンモバイルはファミリーリンクが使用可能であり、もっと細かく見守りしたい場合はトーンファミリーという見守りサービスも提供されています。

さらに、トーンモバイルでは端末も格安で購入できる点も評価できます。
見守り機能に特化したキッズスマホをお探しの方はトーンモバイルが最適です。
トーンモバイルが子どもに最適な理由は下記の記事で詳しく解説しています。

端末も合わせて買える「OCNモバイルONE」

OCNモバイルONEは、比較的低容量のプランが多く用意されており、月額料金が安いため子ども用として向いているサービスです。
3GBで月額990円(税込)、そして1GBのプランが用意されているなど、子どもの利用状況に応じてさらに安いプランへの乗り換えも可能です。
また、月額基本料275円(税込)でマイセキュアと呼ばれる見守りサービスを提供しており、子どもに持たせる分にも安心です。
キッズケータイも取り扱っているため、好みの応じて好きな機種を選定できます。
まとめ
au安心ナビは、非常に便利な機能である反面、GPSの精度が悪いなどの弱点があります。
さらに、見守りサービスとしては若干月額料金が高い点がネックとなります。
そこで、今回紹介したようなアプリを利用すれば、子どもに安心してスマートフォンを持たせることが可能です。
また、au回線にこだわる必要がなくなり、月額料金が低いほかのキャリアへの乗り換えも可能なのでメリットが多くおすすめです。




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